「夜と霧」を読みました

10/17/2024

この本を読むのはきつかったです。


強制収容所の話はいつもそうです。「シンドラーのリスト」とか「アンネの日記」とか。目を背けたくなるようなことばかりです。人間が同じ人間に対してここまで残酷になれるなんて信じられないです。でも実際に起ったことなんですよね。こういう歴史はもう二度と繰り返したくないです。ただ今の世界情勢を見ると少し危うい気がしますがどうなんでしょう。こういうときに私のような小市民にできることってあるんですかね。結局は差別をしないとかそういう基本的なことしかない気がします。この本を読みながら考えたことは、私がユダヤ人として強制収容所に捕まったらどういう行動をしたかということです。まあ正直どうしようもなかったでしょうね。ただ言われたことを黙々とやり理不尽な世の中を恨みひたすら耐えていただけだと思います。私は臆病だから、逆らったり逃亡を企てたり自殺したりすることはないだろうな。メンタルが弱いから過酷な環境に耐えられずに狂っていたかもしれません。でも実際にこの環境を生き抜いた人がいるんですよね。人間の頑丈さに驚きです。そんなわけで戦争は絶対にやっちゃ駄目。この認識を新たにしました。